PCXエンジン不調修理
PCX(JF81)のエンジン不調でご来店のお客様。
他のバイク屋さんで見てもらったが、ガソリンを入れ過ぎが原因と言われて、それから気を付けているのに一向に調子よくならないということで、セカンドオピニオン的に当店にご依頼をいただきました。
確かに警告灯点灯してエラーコードDTC105-2で不調な場合、当店も真っ先にガソリン入れ過ぎを疑ってしまいますが、よくよくお話を聞くと違う可能性がありました。
少し時間かかりましたが、調子よくなって良かったです。
ありがとうございました。
備忘録として整備手順
パソコンつないでDTC確認 → 過去現在歴で105-2(燃料システムリッチ異常)STフューエルトリム0.819程度
ガソリンが2目盛とだいぶ少ない事と、問診によりだいぶ前からの不調とのことで、ガソリン入れすぎやキャニスターの可能性低い(ゼロではない)と判断。
DTCクリア・ECUリセット → 変化なし
プラグエアクリナー点検 → 問題なし。一応エアクリナボックス清掃。
近頃のバイクは濃くても補正されるからか、薄すぎるのが標準だからか、プラグがきつね色かでは判断不可。
シリンダ圧縮圧力点検 → 700k程度で低いことが判明
バルブクリアランス調整で治るか、ヘッドガスケットやピストンシリンダーのダメージの可能性も捨てきれないので、お客様に相談の上、整備続行
バルブクリアランス調整(標準IN0.1 EX0.24) → 圧縮850k程度
バルブクリアランス調整(INのみ少し広い目に) → 圧縮900k程度 STヒューエルトリム0.975に
念のためフューエルワン添加
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